「この図形を、隣の斜め線と同じ角度に合わせたい」
そんなとき、相手の線の角度を調べて、現在の角度との差を計算していませんか?
RO(回転)コマンドの参照を使えば、角度が分からなくても大丈夫です。図形の現在の向きと、合わせたい向きを図面上で指定するだけで、狙った角度へぴったり回転できます。
RO
回転(ROTATE)
参照を使えば角度の確認・計算は不要
この記事で分かること
- ROコマンドで図形を回転する基本操作
- 参照を使って、既存の線と同じ角度に合わせる方法
- 斜めの図形を水平・垂直へ戻す方法
RO(回転)コマンドとは?
ROは「ROTATE(回転)」の短縮コマンドです。回転する図形と基点を選び、角度を指定して図形を回します。
たとえば 90 と入力すると反時計回りに90度、-90 と入力すると時計回りに90度回転します。決まった角度へ回すだけなら、この通常操作で十分です。

フクロウ
斜め通り芯、平行直角でない道路へオブジェクトの向きを合わせるときは「参照」の出番です。角度を測って引き算する必要はありません。
ROの基本的な使い方
- コマンドラインに RO と入力して Enter
- 回転する図形を選択し、Enter または Space で確定
- 回転の中心となる基点をクリック
- 回転角度を入力し、Enter(又は回したい方向をクリック)
「参照」を使うと何ができる?
通常のROは、入力した角度だけ図形を追加で回転します。
参照を使うと、図形の現在の向きを基準にして、新しい向きへ回転できます。現在の角度が何度なのか分からなくても問題ありません。
STEP 1
基点を決める
回転の中心を設定する
STEP 2
現在の向きを示す
今の傾きを指定
STEP 3
新しい向きを示す
合わせたい方向を指定
💡 「今はこの向き」→「こっちへ向けたい」と、2本の方向をAutoCADへ教えるイメージです。
参照で既存の線に角度を合わせる方法
ここが、この記事で一番伝えたい使い方です。傾いている図形を、近くにある斜めの基準線と同じ向きに合わせます。
- RO と入力して Enter
- 回転する図形を選択し、Enter または Space で確定
- 回転の基点をクリック
- R と入力して「参照」を選択
- 図形の現在の向きを示す2点を、基点側から順にクリック
- コマンドラインの[点(P)]を選択
- 合わせたい基準線上の2点を、同じ向きで順にクリック
大切なのは、最初の2点で「現在の向き」、次に「回転後の向き」を指定することです。角度を確認したり、差を計算したりする必要はありません。
💡手順.5の時に角度(数字)入力すると図面に対しての角度に、マウスで方向をクリックすればその方向に回転できます
✏️まとめ:思い通りの角度に合わせるには「参照R」
- ROは、指定した基点を中心に図形を回転するコマンド
- 参照を使えば、現在の角度が分からなくても狙った方向へ合わせられる
- 既存の線へ合わせるときは、現在の向きと新しい向きを順に指定する
- 水平に戻すときは、参照角度を指定してから新しい角度に0を入力する
- 正確に合わせるポイントは、基点・指定方向・オブジェクトスナップ

フクロウ
- マウスで自由に回転
- 角度を入力して回転
- [参照]で目的の向きに回転
- [コピー]で元図形を残して回転 等
まずはイロイロためして、どのように動くか確認してみましょう

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