【第3弾】AutoCAD必須の短縮コマンド3選|図面を「広げる・仕上げる」(EX / O / F)

第2弾でTR(トリム)を覚えたあとは。今回はその兄弟コマンド「EX(延長)」と、毎日大量に使う「O(オフセット)」、そして図面の仕上げに欠かせない「F(フィレット)」です。この3つを覚えると、線の整理・平行線作成・角の処理がまるで別物になります。

フクロウ
フクロウ

 EXとTRは兄弟です。実はTRを使いながらShiftキー1つで行き来できます。これを知るだけで作業スピードが変わります。🦉

EX
延長
(EXTEND)

O
オフセット
(OFFSET)

F
フィレット
(FILLET)

① EX ── EXTEND(延長)

線を延ばして、境界線にぴったり届かせます。TRが「切る」ならEXは「伸ばす」。操作感はTR(トリム)と同じです。

【操作のリズム】

  1. EX を打つ(左手中指 )
  2. Space で決定(左手親指)
  3. 境界線にしたい線(オブジェクト)を左クリック(複数選択可) → 右クリック で確定
  4. 延ばしたい線の端側を左クリック → 右クリック で終了

👉指使いは参考です、押しやすい指でOK

💡 「延ばしたい側」に近い端をクリックするのがポイントです。反対側をクリックすると延びません(または逆方向に延びます)。
💡 AutoCAD2021以降は境界線を選択せずにトリムできます(最寄りのオブジェクトで切断されます)


🔑TR ↔ EX を Shift で瞬時に切り替える

EX(延長)とTR(トリム)は、実を言うと表裏一体の兄弟コマンドです。EXを使っている最中に、Shiftキーを押したままクリックすれば線が切れ、指を離してクリックすれば線が延長されます。TR(トリム)実行中も同じです

[🎥動画準備中】

② O ── OFFSET(オフセット)

線・円・ポリラインを指定距離だけ平行にコピーします。壁の厚み・通り芯からの離れ・配管間隔など、実務で毎日使います。

【操作のリズム】

  1. O を打つ(左手薬指)
  2. Space で決定(左手親指)
  3. オフセット距離を数値入力(例: 100)→ Enter
  4. 元になる線を左クリック
  5. コピーしたい側をクリック(方向を指定)

👉指使いは参考です、押しやすい指でOK

💡同じ距離で複数オフセットするときは4のオブジェクトを選択した状態でM→space、コピーしたい側で、必要回数クリック→右クリック(Enter)で終了。

[🎥動画準備中】

③ F ── FILLET(フィレット)

交差した線の「はみ出た部分」だけをきれいに切り落とします。業種を問わず、毎日必ず使うコマンドです。

【操作のリズム】

▼直角の場合

  1. F を打つ(左手人差し指)
  2. Space で決定(左手親指)
  3. 1本目の線をクリック → 2本目の線をクリック

▼ 丸みのある角を作る

  1. F を打つ(左手中指)
  2. Space で決定(左手親指)
  3. R を打つ(左手中指)
  4. 半径値入力(例: 100)→ Space(左手親指)
  5. 1本目の線をクリック → 2本目の線をクリック

角の結合には「F(フィレット)」を使用し、線の切断や延長には「TR(トリム)」および「EX(延長)」を使用します。これら3つのコマンドを状況に応じて使い分けることで、図面の整理・修正作業を効率的に行うことが可能です。

フクロウ
フクロウ

初期設定は「半径0(直角)」ですが、一度数値を設定すればAutoCADが覚えていてくれます。

[🎥動画準備中】

✏️まとめ:9コマンドが揃った

第1弾からの L・C・CO・M・E・TR に、今回の EX・O・F が加わりました。 実は、日常作図の9割はこの9つのコマンドだけでカバーできます!

実際の作図の流れは、以下のようなイメージです。

  • 作る : L(線分) / C(円)
  • 増やす : CO(複写) / O(オフセット)
  • 整える : TR(トリム) / EX(延長) / F(フィレット)
  • 調整する: M(移動)
  • 消す : E(削除)

実務では、この工程を「行ったり来たり」を繰り返しながら図面を仕上げていきます。

フクロウ
フクロウ

まずはこの「9つのコマンド」が手になじむまで(無意識に指が動くようになれば、勝ち✌️)、日々の作図で使い倒してみてください!

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